半分だけの世界を生きていませんか?

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どちら"が"触れている?

 

いま目の前に

何かの物があったとして

 

利き腕をかざして触れてみる。

 

 

“触れている"

 

 

誰がどこに???

 

私が一方的に???

 

 

私が目の前のものに触れている。

 

私という主体が

触れられる対象となる

その客体に何かをしている。

 

 

これが一方的な世界。

 

 

主体と客体が明確に分かれている

 

私とあなたとの境界線が

きっぱりと明確に引かれている

 

ただ私が物に触れている。

 

果たして、

そこに起こっていることは

私という我が認識している

その一方的なものだけなのでしょうか?

 

どちら"も"触れている

 

 

もう一度最初の想定を思い返して

 

自分 “が" 触れている

 

そう思っている手に意識を向けて

 

 

私という主体が

一方的に触れている

 

のではなく、

 

触れらている対象

 

その客体の側からも

私の手に触れている。

 

こういう意識に気づくと

途端にこの世界の景色が変わります。

 

自分の側が一方的に働きかける

独善的な世界との出逢い方ではなくて

 

私と相手とが対等な関係で

調和的にこの世界と出逢っていく。

 

私が一方的に何かをしている

 

その勘違いに気づいていく。

 

そこに自他の境界線を"解いていく"

ひとつの鍵のようなものがあります。

 

双方向に出逢っていく

 

いや、"解いていく"というのではなく、

 

そこにあると考えていた境目が

元々は何もなかったということ。

 

自分と思っている

“我"が一方的にしているのではなく

 

同時に双方向に影響しあっている。

 

私が触れている

 

その一方で、

 

その手は対象からも

 

触れられている。

 

 

これが"ふれあい"

 

自分が触れているのではなく、

私たちは常に触れ合っている。

 

常に双方向のベクトルが出逢うからこそ

この世界は均衡を保って成立できるのです。

 

この"ふれあい"の意識をもって

目の前にある世界のすべてと

対等に出逢っていけるのであれば、

 

たちまち世界の形は変わってしまうでしょう。

 

一方的な我だけの世界というのは

限定的な半分だけの世界の体験です。

 

そこにある精妙で深遠な世界に
気づいていく余地が生まれないでしょう。
いまここで語っている”ふれあい”というのは
単に"触れる"という行動だけの話ではないのです。
“自分がしている"と思っていることすべての話です。
波動調整®は
この世界と真に出逢っていくこと。
それはつまり双方向で同時同量で触れ合っていく
自分という主体と客体を解いていくということ。
ぜひ日常の中で
“自分がしている"と思っていること
そこで同時に起こっている逆ベクトル
双方向の触れ合いに意識を向けてみてください。
きっと違った世界の体験が待っているはずです。