観測者問題と波動調整®の立ち位置

波動調整®の前提,量子論と波動調整®,考察シリーズ

いつもお世話になっております。

 

まなお でございます。

 

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とてもとても嬉しい限りです。

 

今日も波動調整®についての

リアルなところを語って行きたいと思います。

 

 

<前回の記事はコチラ>

 

前回から量子論を絡めた波動調整®の話をしています。

 

波動調整®でいう『波動』がそもそも何だったのか

そして量子の場に対してどういう『在り方』をするか

そういった説明をさせていただきました。

 

 

波動調整®とは

量子の場における共振に対して意識的になっていくことであり、

 

それはつまり、古典物理が支配する3次元の可視的な現象世界の中

外側に見える事象に対して作用して変化を起こそうとすることではなく

 

可視的な現象世界に先行する不可視的な可能性としての波動レベル、

いわゆる潜象レベルの場に対して影響している自分に気づいていくことで

結果的として可視的な現象としての変化が瞬間瞬間に起こるということです。

 

 

こういう説明をすると

 

『在り方』を変えれば『現実』が変わるんですよね!?

 

と、すごく短絡的に解釈をしてしまう人がいます。

 

例えば

 

「幸せ」な波動でいれば

「幸せ」な現実が引き寄せできますよね!?

 

 

みたいなね。。。

 

だから「ありがとう」って1000回言うようにしてます、

 

とかね(笑)

 

当然ながら波動調整®の方向性ではありません。

 

 

量子論の話を出すと観測者効果がクローズアップされます。

 

物質の二重性の"粒子性"と"波動性"があり、

観測者の意図によって振る舞いが変わる。

 

つまり、観る人の意識で世界が変わる??

 

こんな感じに解釈をしている人がほとんどでしょうか。

 

そこまではまだ良いのですが・・・

 

だから積極的に意図を設定して現実を創りだしましょう!!

 

だから「波動」を上げてポジティブを引き寄せましょう!!

 

だから潜在意識を浄化してネガティブを無くしましょう!!

 

こういう発想になると波動調整®の方向性ではありません。

 

 

波動調整®とは

いっさいのコントロールする意図・変化させる意図・造り出す意図を手放して

施術をする側がその場で入ってしまっている余計なスイッチをOFFすることです。

 

意図を手放している状態というのが大前提なわけです。

 

その状態であるからこそ

自分という存在が場から何を造り出しているかが

はじめて観んじられるようになるわけです。

 

何かの意図を加えて未来を設定をして

望む現実を引き寄せようとすることは

世界の形を歪めていく不自然な行為に感じられます。

 

でも、それをある程度は出来てしまう能力を

皮肉にも私たち人間は与えられてしまっています。

 

その能力を創造主の『創造』と比較して

波動調整®では『造物』と言っています。

 

思い込みを強めて・観念を強化して・フォーカスを一側面に当てることで、

さも、自分の望んだ世界を造り出したような気になることが『造物』です。

 

量子の場に対して積極的に働きかけるような術も

造物』的な発想のものでしかないのかもしれませんね。

 

イメージングを駆使して相手の情報や観念を書き換えていく行為

言霊を使って場を動かし身体の変容や調整をしていく行為

意図を持って相手の状態をコントロールしていく行為

 

施術者の意図で自分の観ている世界の相手の像を造り変えてしまう

 

これらは当然ながら波動調整®でしていくことではありません。

 

これまで話してきたとおり

私たちは外側に対して特別なことを“する"までもなく

その場に“在る"だけで共振を起こしてしまう存在です。

 

その場に常に影響を与えてしまう存在だからこそ

一キャラクターの思考レベルでの意図を極力入れないことで

本来、起こるべき必要なことが自然と起こっていくわけです。

 

コントロールしない・変えようとしない・造り出そうとしない。

 

観るだけで世界に働きかけてしまう存在だと自覚するからこそ

余計なことを止めてニュートラルにただ観る(ただ在る)だけなのです。

 

そして、外側をコントロールする意識・意図を手放した状態であるからこそ

内側から湧いてくる本当の私の純粋な望みに気づけるようになっていくのです。

 

 

前提① ヒーリングや波動を調整することが目的ではない。

 

前提② 外側(人や物)に対して働きかけていくものではない。

 

この2つの前提は不自然な『造物』を避けるため、

つまり、造物主の観測による影響を最小限に留めるため。

 

世界を認識する観測者としての存在・意識であるからこそ

より謙虚により自然な形で最小限の影響を与える存在でありたい

それが波動調整®の量子論的な立ち位置とも言えるかもしれません

今回は観測問題を踏まえつつ「創造」と「造物についての説明でした。

次回以降も、さらに量子論を絡めて波動調整®の考察を深めて行きます。

 

今日も長文を最後までお読みいただきありがとうございました。

 

↓次回の記事はコチラ↓